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2017.08.09 UP

くつきの森のご紹介

森林公園「くつきの森」は、滋賀県高島市朽木麻生(あそう)の標高約200mから400mに位置する約150haの森林で、
かつてのホトラ山や針葉樹の人工林が大部分を占める自然豊かな森を形成しています。
朽木は古来若狭小浜から京都を結ぶ通称「鯖街道」の要所にあります。
若狭で水揚げされた鯖を塩漬けにして丸1日をかけて鯖を京都へ運んだとの事。
この鯖由来が京都の鯖寿司として有名で朽木、鯖街道でも沢山の鯖寿司のお店が軒を並べています。

また、朽木は「織田信長の朽木越え」でも歴史に名を残しています。
1570年織田信長は敵対する朝倉氏を攻めるために秀吉、家康を率いて京都から坂本、
安曇川を通過して朝倉氏を討伐に向かい、戦果をあげましたが、妹婿であった浅井長政が朝倉氏に付き、
朝倉、浅井の挟み討ちにあったため、急遽京都への撤退を決断しましたが、
その撤退に朽木街道を使い、朽木領主の朽木元綱が援護をした故事が有名です。
この時織田信長が褒美として与えた鹿皮製のはかまが残っています。

この朽木に1979年「朽木・自然研究所」朝日の森が開設され森と人との良い関係、
森林保全の研究とアサヒキャンプ等の野外活動が進められましたが、
2003年朝日の森が閉鎖され、高島市へ引き継がれ、
現在は市民が森の恵みを体験し保全の大切さを学ぶ場として活用されています。

くつきの森ではアサヒキャンプの活動の他、「森の子キャンプ」「森と山の塾」「森の感謝祭」などの
各種イベントが実施されています。また、団体での利用も盛んで社員研修に里山整備を取り入れている企業もあります。

京阪神から1時間半余りなところに、このような雄大な自然が残されており、
森林保全と人間の融合等、人間本来の姿を取り戻すことが出来る貴重な自然、財産として大切にしていきたいと実感しています。